北九州市立大学 enPiT-everi社会人リカレント教育プログラム(2020年度)「農業IoT実践的ラボ」
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講座の様子

2020年10月3日から毎週土曜日全6日間の日程で、九州工業大学で「農業IoT実践的ラボ」を実施しました。
この授業では、主テーマを現在の農林畜産業における課題とし、PBL形式の授業(課題解決型授業)を行いました。

大学のある学術研究都市の敷地内に設置したビニールハウス(実験施設)では、ハウスの屋根に降った雨水を栽培に使用したり、軽量の太陽光パネルでハウス内の電力を賄っています。ハウス内の管理は、Arduinoマイコンボードを用いてセンサやアクチュエータへ接続し、モバイル機器を通して情報の収集およびハウス内の水分・温度管理等の操作が行えるように整備されています。

授業ではハウス内の二酸化炭素や水分量、温度のデータを数値化し、これまで熟練の感覚で行っていた作業を可視化したり、作物の生育状況の管理や害虫への対応などが行えるよう、ハウス内を動画撮影したものを静止画にし画像解析を行ってAIに学習させるなどの演習をを行いました。このようにAIを農業に応用・活用することによって、誰でも農業に従事しやすくなる可能性を高めることを目指しています。

また、外部から招聘した農業のベテラン講師などと議論を行い、大まかなテーマを決めて解決方法を模索し、受講者間での議論により課題の明確化を行い、課題解決に向けた演習にも取り組みました。

座学の様子
授業の様子
AIを活用したビニールハウス
AIを活用したビニールハウス(実験施設)
ビニールハウス内の設備の写真
ビニールハウス内の設備
ビニールハウスでの作業様子の写真
ビニールハウスでの作業の様子