【福岡市美術館】田部光子展「希望を捨てるわけにはいかない」
終了

福岡

文化・芸術・スポーツ

開催日時 2022年1月5日 09時30分 ~ 3月21日 17時30分
開催場所 福岡市美術館 コレクション展示室 近現代美術室A・B(福岡市中央区大濠公園1−6)
参加費 一般200円(150円)、高大生150円(100円)、中学生以下無料 ※( )内は20 名以上の団体料金。その他無料、詳しくはチラシをご覧ください。
主催者 福岡市美術館
お問い合わせ 福岡市美術館【電話番号】:092-714-6051【FAX】:092-714-6071
特記事項 [開館時間]午前9時30分~午後5時30分(入館は午後5時まで)
[休館日]月曜日/12月28日~1月4日
(月曜日が祝日・振替休日の場合は、その後の最初の平日)
関連リンク 福岡市立美術館ホームページ(外部リンク)

内容

田部光子(1933年生まれ)は日本統治下の台湾に生まれ、1946年福岡に引き揚げ、絵画を独学し、「九州派」の主要メンバーとして活動、その後も福岡の美術界だけでなく、女性たちをも牽引してきた美術家です。同時代の社会の動きに敏感に反応し制作した《プラカード》や非常に早い時期に発表されたフェミニズム・アートとして近年注目を集める《人工胎盤》をはじめ、実体験と日々の思考から生まれた作品は、今も観る者に強く訴えかけます。

本展覧会では、1974年に主宰した「九州女流画家展」などこれまでほとんど紹介されることのなかった1970-80年代を含む、「九州派」時代から現在までの田部光子の活動を、作品と資料によって明らかにしていきます。それは、ひとりの表現者が社会のさまざまな障壁に立ち向かい、不平等に抗い、人々の背中を押し、なにより楽しみながら美術によって世の中を変革しようと走りつづける軌跡でもあります。

「希望を捨てるわけにはいかない」――座右の銘だというこの言葉は、田部の美術家としての姿勢を表しています。