東日本大震災後の状況は、政府の危機管理や情報発信のあり方が、重要な政策
決定をする上では欠かせない「政府への信頼」に大きな影響を与えうることを示して
います。同様のことはハリケーン・カトリーナ、メキシコ湾原油流出事故、スリーマイ
ル島原発事故など、過去のアメリカの災害で不十分な対応が政府への不信を広げ
たケースでも浮き彫りになりました。
 この講演会では、アメリカ政治や比較政治、公共政策などを専門とするメリーラン
ド大学のエリック・アスレイナー教授に、災害対応のあり方が政府や指導者、政治家
への国民の信頼をどう左右するのかや、どのような条件のもとで国民は政府を信頼
するのかなどについて、アメリカの経験をもとに語っていただきます。なお同氏の著書
”Corruption, Inequality and the Rule of Law” の日本語版「不平等の
罠:腐敗・不平等と法の支配」(日本評論社)が今年3月に出版されました。多数のご
来場をお待ちしております。

 ■講 師: メリーランド大学 政治学部 教授 エリック・アスレイナー氏